フケと育毛シャンプー

髪や頭皮の悩みの中でフケに関する悩みはとても多いです。
フケ(頭垢)とは頭の皮膚から発生するうろこ状の白い老廃物で、頭皮に生じた垢です。
新陳代謝によって頭皮に存在する角質細胞が剥がれることによって発生します。
フケが出ること自体は病気ではなく、頭皮細胞が約28日のサイクルで入れ替わるので、健康な人でもフケは出ます。
健康なフケは目に見えないぐらいの小さなものですから、気になるというより、気がつかないことが普通です。
しかし、気になるくらいのフケが出るときは、頭皮に問題があると考えられます。

フケの原因はいろいろ考えられますが、使用しているシャンプーや洗髪の仕方が原因になっている場合もあります。
頭皮がそんなに脂っぽくない人に言えるのですが、そのような人が洗浄力の強いシャンプーを使ったりすると、
頭皮の水分・脂分を取りすぎて頭皮が乾燥し、かさかさになってしまいます。

しかし、頭皮がこのような状態になっても、ほとんど自覚症状がないため、ずっと洗浄力の強いシャンプーを使い続け、
ますます頭皮が乾燥していくという悪循環に陥ります。
このような状態が続くと、小さく細かいフケが多く出ます。
このような人は、まずは脱脂性の弱いシャンプーに換えるのが良いでしょう。
アミノ酸系育毛シャンプーは洗浄力が穏やかで、必要な皮脂は頭皮に残したままにしておくので、
頭皮の乾燥を防ぐことができます。さらに、頭皮に適当な水分を補うコンディショナーを使うと効果的です。

また、育毛シャンプーを使っていても、洗髪の仕方が原因でフケが出ることもあります。
しっかり洗いたいと思って頭皮に爪を立ててゴシゴシシャンプーする人がいますが、このような人は洗い方でフケの原因を作っているとも言えます。
このような洗い方をしても頭皮の頑固な脂汚れは落ちません。
それどころか、乱暴に洗うことによって髪の毛同士も摩擦をおこし、
髪の毛が頭皮にもこすれて頭皮を傷つけることにもなります。
傷ついた頭皮からはフケが出やすくなるので、できるだけ優しく、指の腹を使って頭皮を洗うようにしましょう。
こちらのサイトにある、 育毛剤で医療費控除が使える?の解説も、大変興味深いです。是非ご覧になってみてください。